初めまして。
やっちです。
今年の2月に看護師国家試験が行われ、無事に合格することが出来ました。
その経験をもとに、来年の国試を受験する方々に、少しでも役立つ情報を提供したいと思います。
まずは私のプロフィールを少し紹介させていただきます。
やっちのプロフィール
・4年制の国公立大学看護学科卒業
・看護師・保健師国家試験受験→合格
・看護師国家試験:必修50/50点、一般状況204/250点
・保健師国家試験:108/142点
・病院に就職
ここでは、実際に私が試験期間にやっていたことなどを、実体験を踏まえて説明していきたいと思います。
まず、私なりの攻略法の結論を簡単にまとめます。
・生活習慣を整える。
・同じ問題集をひたすら解く。
・アウトプット中心の勉強にする。
です。
これについて詳しく解説していきます。
看護師国家試験の難易度は?
例年の国家試験の合格率は、全体でだいたい90%前後となっています。
国家試験の中では比較的高い合格率であると思いますし、そのなかでも新卒の合格率は95%前後と非常に高いものになっています。
しかし、試験の中に、「必修問題」と「一般状況設定問題」があり、それぞれボーダーラインが設定され、その点数を超えなければ合格できないとされています。
この、「必修問題」に関しては、毎年変動はなく8割の40点をとらなければいけません。
これが意外と厄介です(笑)
「一般状況設定問題」は、毎年多少の変動がありますが、ボーダーラインがだいたい6.3割(160点弱)程度になっていると思われます。
勉強の開始時期はいつ?
私が本格的に試験勉強を開始したのは、夏休み(8・9月ごろ)でした。
(参考書を購入したのは5月とかです笑)
周りの人と比べると少し早いほうでしたが、その時期に始めておいて良かったと、後に思うことになりましたし、何ならもっと早くやっていても良かったと思います。
その時期に始めたきっかけは、コロナの影響で実家に帰ることが出来なかったことが大きいです。
悔しいから勉強してやると意地になってやり始めました(笑)
同じ大学の周りの人たちは、最後の実習が終わった頃(11・12月頃)から始めた人が多かったように思います。
学校の実習の予定やカリキュラムによって様々だと思いますが、少しずつで良いのでできるだけ早めに取り掛かることをお勧めします。
使用していた教材・参考書は?
結論から言うと、以下の3つです。
・レビューブック
・クエスチョンバンク(QB)
・プチナースの予想問題集
主にこの参考書を使用し、これに加えて学校で行われる模試の見直しをやっていました!
使い方ですが、
レビューブックは辞書代わりとして使用し、苦手な部分や大事な部分にはマーカーを引いていました。
特に試験に出そうな部分などには付箋を貼っていました。
(※付箋の貼りすぎには注意!)
クエスチョンバンク(QB)は、アウトプット用で、ひたすら解いていました。
プチナースの予想問題集は、過去問では抑えられない新しい傾向や近年の統計などをおさえることが出来ます。
これも何週かしました。
試験期間のルーティーンは?
試験期間に最も重要と言って良いのが、生活習慣を整えることです。
試験は午前から始まり、朝早くから起きる必要があるため、早寝早起きの生活を習慣づけることが必要です。
ここで、私の試験期間のルーティーンを紹介します。
7:00 起床
7:30 朝食
8:00~12:00 勉強(@マクドナルド)
12:30 昼食
13:30~15:00 勉強(@家)
15:00~16:00 休憩
16:00~19:00 勉強(@家)
19:30 夕食
20:00~22:00 だらだら&風呂
22:30 就寝
だいたい、このような生活を繰り返していました。
工夫していた点は3つあって、
①勉強する場所を変える
②空き時間を有効活用する
③日中いっぱい勉強した分、夜はゆっくりする
ということです。
これをすることで、充実感も感じながら過ごすことが出来たので、お勧めです。
勉強のコツ
この記事のメインです。以下に結論をまとめます。
①必修問題、出題頻度の高い分野から勉強していく
②基本的にアウトプット中心の勉強にする
③正解以外の選択肢がなぜ間違っているかを説明できるようにする
必修問題、出題頻度の高い分野から勉強していく
看護師国家試験は、出題頻度が高い問題が多く、そのような問題をいかに確実に得点できるかがカギを握っています。
レビューブックなどの参考書には、過去の国家試験から出題頻度の多かった分野が示されています。
私は、レビューブックの出題頻度の多い星3(★★★)がついている問題から手を付けていき、それと対象の分野のQBの問題を解いていました。
QBの1周目は★★★のみ、2周目は★★★と★★、3周目は★★★、★★、★というように解いていました。
そうすると、必然的に出題頻度の高い★★★などを何度も解くことになり、結果的に解ける問題も増えてきます。
また、国家試験では必修問題を確実に得点する必要があるため、参考書の出題頻度の高い問題を解くことで、自然に必修問題も解けるようになってきます。
参考書というのは1ページ目から一つずつやっていきたいものですが、最後の方が手薄になってしまったり、最初にやった部分が終わりのころには忘れてしまっているというのがオチです。
ですので、全体をくまなくやるよりは、繰り返し解くことが効率的であるため、試験に出やすい問題からやっていくことが大事であると考えます。
基本的にアウトプット中心の勉強にする
参考書を使うときは、基本的にアウトプット中心にやっていくといいでしょう。
私がやっていたのは、まずはQBを解いてレビューブックを辞書代わりに使うといったものです。
QBは最低でも3周はしたいものです。
「3周なんてできないよ!」と最初は思うと思いますが、やってみるとどんどん解けるような実感も感じられるので、想像よりも早くできるはずです。
ひたすら解いていきましょう!
正解以外の選択肢がなぜ間違っているかを説明できるようにする
QBを3周ほどすると、問題を見ただけでその回答が分かるようになってきます。
ここで大事なのが、回答が分かるから終わりではなく、正答以外の選択肢がなぜ間違っているのかを答えられるまでやり切ることが大事です。
これができるようになれば必然と周辺知識もつき、応用問題にも対応できるようになります。
まとめ
再度説明しますが、看護師国家試験は合格率が高く、国家試験の中では合格しやすいものになっています。
ですので、これまで説明したことをぜひ実践し、自信をもって取り組んでください。
やり切った後には、もの凄い達成感を感じられるでしょう。
今後、私と同じ看護師として働ける日々を楽しみにしています。
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