【僕の夢】住み慣れた家に帰してあげたい…。

在宅
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今回は、僕が実際に看護師をしてきて思ったこと、僕が将来やりたいことについて話したいと思います。

僕は、大学1年生の時に父を病気で亡くしました。治療で入退院を繰り返しており、病状が進むとなかなか家に帰ることはできなくなり、病室で最期を迎えました。その時にはまだコロナが流行しておらず、病室内で家族みんなで囲みながら最期を共にできたことが、今思うと幸せだったなと思います。

父が久しぶりに家に帰宅した時には、もう息はしていませんでした。

僕は、その時に「家に帰りたくても帰れない人が帰られる環境をつくりたい」と強く思うようになりました。

その頃から、訪問看護に興味を持ち始めました。

父の場合は、息苦しくて辛くて身の置き所がないようになってしまっていたので、病院という設備が整っているところに居られたことで、それはそれで安心できていたと思います。実際に働いていても、「入院できただけで安心した。」「病院は看護師さんも先生もいるから安心する。」と話す患者さんも多いです。

ただ、実際に看護師を続けてきて、「家に帰りたいけど帰れない。」「住み慣れた場所に帰りたいけど、なかなか現実的ではない。」などと嘆く患者さんも沢山みてきました。「最期の時間を自宅で家族と過ごしたい」と話す患者さんもいらっしゃいました。
早く退院して家に帰りたいけど、入院して治療しなければいけいない。帰りたいけど帰れないという状況は病院でよく見かける光景だと思います。今ではコロナもあり、最期の時を家族みんなで過ごせないで終わってしまう、という状況もみてきました。

そのような、家に帰られるという選択肢を増やしたい、在宅医療の環境を強化させたい、患者さんだけでなくその家族の思いも実現させたいという気持ちの方が強くなりました。

それを叶えるべく、今は看護師として働いており、今後訪問看護の道へ進むことを考えています。

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