初めまして。
やっちと申します。詳しいプロフィールは、以下からご覧ください。
今回は、「食物繊維」について詳しく解説していきたいと思います。
【この記事で分かること】 ・食物繊維の種類と摂取の仕方 ・腸活で役立つ食物繊維の効果 ・IBD患者の食物繊維の摂り方
食物繊維とは?
食物繊維とは、以下のように示されています。
人の消化酵素によって消化されにくい、食物に含まれている難消化性成分の総称である。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E7%89%A9%E7%B9%8A%E7%B6%AD
食物繊維の種類
食物繊維には、「水溶性」と「不溶性」のものがあります。
水溶性食物繊維
水に溶ける食物繊維を、「水溶性食物繊維」と言います。
水溶性食物繊維は、果物・芋類・根菜類・こんにゃく・海藻類などに含まれ、善玉菌の栄養素になると共に、悪玉菌が増えるのを抑えてくれます。
不溶性食物繊維
水に溶けない食物繊維を、「不溶性食物繊維」と言います。
不溶性食物繊維は、豆類・ごぼう・穀物類などに多く含まれており、死んだ菌や不要なものを絡め取り便の量を増やして、排泄を促進する役割があります。また、腸の蠕動(ぜんどう)運動が促されるため、消化管を通過する時間を短縮したり、便を適度に柔らかくして排泄しやすくしたりします。
食物繊維の効果
食物繊維の効果は、大きく3つです。
①善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑える ②腸の蠕動運動を促進する ③腸の中の不要なものを絡め取り排泄する
このように、食物繊維は腸にとって非常に良い役割を果たしてくれるものであると言えます。最近話題になっている“腸活”でも、食物繊維は非常に良いとされおり、便秘解消に役立ちます!
IBD患者における食物繊維
腸に良いとされる食物繊維ですが、実際どの様な人にも良いとされているのでしょうか。
私のようなIBD(※)の人は、食物繊維に気をつける必要があります。
食物繊維は、特に不溶性食物繊維で、腸の中の不要なものを絡め取ってくれる役割がありますが、それが逆に腸に負担をかけてしまう可能性があります。
腸の粘膜に炎症が起きている時に、硬い繊維が炎症部分に当たると痛そうなのは想像つくと思います。
そのため、IBDの方は、炎症が起きている活動期には食物繊維を控える必要があります。
ただ、食物繊維自体は腸に良いものですし、炎症が落ち着いている時期(寛解期)には適量摂取すると良いでしょう。
活動期には摂取に気をつけ、寛解期には適量摂取することで、長期寛解へつなげていきましょう。
まとめ
食物繊維には、腸に良い役割がたくさんあり、腸活におすすめな食べ物であると言えます。
ただ、IBDのように腸に疾患を持った人にとっては、摂取の仕方に気をつける必要があるため、慎重に摂取するようにしましょう。
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